アートラボあいち長者町 アーティストインレジデンス「まちとsynergism」

愛知県名古屋市の都心部に位置する長者町(名古屋市中区錦二丁目)地区は、愛知県で開催されている現代アートの国際芸術祭、あいちトリエンナーレで三度、まちなか会場となっています。
初回2010年のトリエンナーレ会期中、まちなかではいくつもの作品が展開され、アーティストや地域の人々、ボランティアが出会い、交流する場面が見られました。その光景に触発され、アートに関わる市民団体が立ち上がり、若いアーティストたちが活動拠点を持ち、トリエンナーレの作品が維持管理されるなど、まちとアートの相乗作用が今なお起こり続けています。
トリエンナーレ閉幕後、長者町地区にあった展示会場の一つを引き継ぐかたちで設置されたアートラボあいちは、2015年に活動場所を二箇所にして運営を続けてきましたが、まちの再開発に伴い、2017年3月末日をもって長者町地区からは撤退し、大津橋にその活動を集約させます。
そこで、長者町地区での最後のプロジェクトとし、滞在制作をとおして長者町地区の地域資源を活かすことのできるアーティストを2組公募で選定し、ここでしか成立しない作品を条件に制作をしてきました。このたび、その成果を展覧会として開催いたします。制作された作品はレジデンス終了後、アーティストとアートラボあいち、作品に関わる関係者との協議のうえ、その後も可能な限り保管し、維持管理を行う予定です。

担当
企画、コーディネート、デザイン、編集

公募期間|〜2016年12月21日(水)まで
審査員|服部 浩之(あいちトリエンナーレ 2016 共同キュレーター)、武藤 勇(N-mark 代表)、滝 一之(株式会社滝一代表取締役)、武藤 隆(長者町アートアニュアル副会長) ※順不同・敬称略

レジデンス期間|2017年1月〜3月
成果発表期間|2017年3月11日(土)〜31日(金)
会場|アートラボあいち長者町(旧玉屋ビル)、アートラボあいち大津橋
アーティスト|川田知志、黒田大祐
主催|アートラボあいち(NPO法人まちの縁側育くみ隊)、あいちトリエンナーレ実行委員会
協力|淺井雅弘、鈴木優作、滝一株式会社、長者町アートアニュアル、山田梨沙

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