国立民族学博物館特別展 Homō loquēns 「しゃべるヒト」~ことばの不思議を科学する~
本展示では、手話言語と音声言語という二種類の人間の言語をとりあげ、これらが共通して持つ、人間の生物的基盤と認知能力に立脚する「言語」の本質と、視覚や聴覚という伝達方法の違いから生まれる違いを、展示を通して明らかにすることを目的とする。これにより、「視覚言語を使うこと」「聴覚言語を使うこと」が、ろう聴を問わず、人間にとってどのような学術的、文化的、社会的、また生物的な意味を持つのかを考察・議論するための場、また、手話言語の観察を通し、音声言語を話す(生物としての)ヒトについても新たな目で観察するきっかけ、さらには自分と異なる言語を話す話者の社会における立場に気づく場を提供し、言語の多様性は人類がもつ財産であることをアピールする。
担当
「私の言語ヒストリー」映像制作コーディネーター
[国立民族学博物館関係者]
実行委員会|菊澤 律子(委員長)、 吉岡 乾(副委員長)、 川瀬 慈、 相良 啓子、 広瀬 浩二郎
事務局|池田 ますみ、磯部 大吾、 上野 優香、 重田 千輝、 白川 憩、 滝 理佳、 田辺 直哉
企画課|神田 智征、後藤 啓太郎、五月女 草子、平塚匠、 森本奈穂美
情報課|奥村 泰之 来館者対応
企画・実施|みんぱくミュージアムパートナーズ(MMP)
[制作スタッフ]
展示デザイン|Atelier 36(ホアン・アントン・ルイス、パオラ・シモーネ)
グラフィックデザイン|佐藤 大介(株式会社サトウデザイン)、 峠田 充謙(デザイン峠)
イラスト|fancomi、 齋藤 陽道(株式会社せかいはことば)
写真|三宅 愛子・森下 菜々子(Kiwi Photography)
映像デザイン|山田 晋平・齋藤 詩織(株式会社青空)
映像コーディネイト|寺島 千絵
装置デザイン|小長井 元・尾内 久恵(FUNCTION TALES)、 島田 勝正
設計・施工|尾入 孝浩・佐々木 友恵(株式会社ゴードー)
演示|ヤマト運輸株式会社 関西美術品支店
地下ピロティ展示企画・制作|山城 大督・山口 麻里菜(Twelve Inc.)
「コトバを身につけるプロセス体験!」 展示デザイン・制作|楠 房子、 石本 清高、 飯島夏音、 岡本 綾、 坂本 大地、 笹谷 悠也、 佐野 朱音、 長原 紗英、 野坂 優花、 舩津 光太郎、星 綾華 、 吉川 実有珠(多摩美術大学情報デザイン学科情報デザインコース楠ゼミ)
日本手話翻訳|木村 晴美、澤内 清志、鈴木 美彩、 戸田 康之、 矢野 羽衣子(特定非営利活動法人手話教師センター)
ウェブサイトデザイン|上野 優香
(敬称略・50音順)
主催|国立民族学博物館
協力|一般社団法人撫子寄合(NAYO)、大阪大谷大学文学部日本語日本文学科杉本ゼミ、大阪工業大学、 学校法人明晴学園、公益財団法人千里文化財団、国立科学博物館、国立研究開発法人情報通信研究機構、手話引き辞典開発プロジェクト、 ソフトバンク株式会社、多摩美術大学、筑波技術大学 ISeee プロジェクト、東京医科歯科大学、東京湾岸リハビリテーション病院、 同志社女子大学現代社会学部現代こども学科吉永ゼミ、特定非営利活動法人Yes, Deaf Can!、豊能障害者労働センター、 法政大学沖縄文化研究所、明和電機、横浜市瀬谷区聴覚障害者協会
後援|朝日新聞社、NHK大阪放送局、京都新聞、国立国語研究所、産経新聞社、日本経済新聞社、毎日新聞社、読売新聞社